2021年10月11日にプロ野球ドラフト会議が開催され、中日に1位指名されたブライト健太選手。
ブライト健太選手は、走攻守のバランスが良い身体能力の高く、プロ注目の外野手です。
ガーナ人の父親とガーナ人の母親の間に生まれたハーフであるブライト健太選手。
幼少期は色々と苦労したことも多かったようで、「ハーフの子にも夢を与える選手になりたい」と考えているようです。
そこで今回は、
ブライト健太の経歴は?
ブライト健太のエピソードは?
について調べていきたいと思います。
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ブライト健太について
https://4years.asahi.com/article/14389768
生年月日:1999年5月7日(22歳)
*2021年10月現在
出身地:東京都足立区
身長/体重:184cm/84kg
出身校:上武大学
投球・打席:右投右打
ポジション:外野手
名前の「アドゥ」は、英語で「騒ぎ」を意味するそうです。
楽天のオコエ瑠偉選手と共通点が多いことから、オコエ2世とも呼ばれることも。
ガーナ人の父親と、日本人の母親の間に生まれたハーフで、小学生のころは、周りの子と違って目立ってしまい悩むことも多かったそうです。
ブライト健太選手の両親は、ともにスポーツの経験が豊富です。
父親のアドゥ・ブライト・ジョンさんは、ボクシング・陸上・バレーボール経験があります。
一方、母親の陽子さんは、テニスとバスケットボール選手でした。
そんな両親から生まれたブライト健太選手は、ポテンシャルが高いのは当然で、身体能力の高さは父親のおかげとのこと。
ブライト健太選手の驚異的な身体能力は、
- 俊足(50m走5.8秒)
- 強肩(遠投100m)
- パンチ力(高校通算38本塁打)
と走攻守のバランスが取れています。
ご両親の馴れ初めが気になるところですが、情報がありませんでした。
昔はハーフで目立つことが嫌だったそうですが、今はそれを得と思えるようになったブライト健太選手。
ブライト健太選手の憧れは、エンゼルスの大谷翔平選手とソフトバンクの柳田悠岐選手の2人なんだとか。
2人の選手のように、率を残せてホームランも打てる選手を目標にしているそうです。
強打俊足の選手として、これからの活躍に期待が高まりますね。
ブライト健太の経歴は?
https://www.chunichi.co.jp/article/345727
ブライト健太選手は、野球好きの父親がいるので自分も野球をやりたいと思い、小学校6年生から軟式野球を始めたそう。
それまでは柔道をやっていました。
中学では、軟式野球部に所属し、都大会で4強の成績でした。
東京都立葛飾野高等学校へと進学し、1年生の秋からベンチ入りし、2年生の夏から一塁手のレギュラーとなりました。
高校時代では東東京大会2回戦が最高成績なので甲子園出場はなく、3年夏は初戦(2回戦)で立正大立正に敗れています。
高校時代は、通算38本塁打でプロからも注目されていましたが、プロ志望届を提出せずに大学進学を選びました。
それは、ブライト健太選手には、強い大学で全国レベルの野球を学びたいという考えがあったからです。
熱心に誘ってくれた上武大に進学することにしました。
ブライト健太選手は、高校では甲子園出場経験もなく、上武大では3年生秋までは控えでした。
3年生秋までの成績は、3試合出場で8打数無安打。
4年生の外野手のレギュラーとして頭角を現し、春のリーグ戦では打率.383、3本塁打、12打点の成績を記録し、MVPを受賞という大活躍。
6月に行われた全日本大学野球選手権大会では、準決勝進出を果たし、4試合で打率.615、2本塁打、5打点の成績でした。
甲子園出場経験もなく、大学でも3年まで控えだったので、それまで無名だったブライト健太選手。
3年生まではホームランを狙うバッティングで、不確実なプレーでレギュラーの座を手に出来ずにいました。
そこで、3年生の春から地道に打撃の改善に取り組み始めました。
歩きながらバットを振る「歩行スイング」を繰り返し、体の“割れ”を身につけた。バッティングの中で間(ま)が取れるようになり、その結果としてボール球にも手を出さないようになったという。また、テイクバックから踏み出しのときに顔の位置がぶれてしまうことが多かったが、チームメートに自身のバッティングフォームの動画を撮ってもらい、一流選手のバッティング動画と見比べながら自分のフォームを修正していった。3年秋もレギュラーをつかむことはできなかったが、辛抱強く取り組みを続けた。
https://4years.asahi.com/article/14389768
この努力が実り、3年生の冬には自分の中で掴んだ感覚があったそう。
結果、4年生からは大きく飛躍し、プロ注目の選手にまで急成長を遂げました。
高校でもプロに注目されていた選手だった、ブライト健太選手。
大学に進学して正解だったのかもしれません。
プロ入りして、さらに進化していく姿が楽しみですね。
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ブライト健太のエピソードは?
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/05/22/kiji/20210522s00001089510000c.html
今までのブライト健太選手のエピソードを紹介していきます。
小学生時代
野球を始める前にやっていた柔道でも、驚異的な身体能力を存分に発揮していたブライト健太選手。
当時の指導者であった澤田弘明さんは、
「瞬発力とバネは本当に凄い子だった。未だに忘れられない。(柔道を続ければ)オリンピックまで出たんじゃないか」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fff0f2351e1f60a082749bdf00559fe7aa0f6af
と話し、ブライト選手は柔道でも逸材だったということが分かります。
もしかしたらそのまま柔道を続けていたら、東京オリンピックに出場していたかもしれませんね。
高校時代
ブライト健太選手は高校時代、春季大会の日大三高戦に松葉杖えをついてグラウンドに登場したことがあります。
このケガは、試合2日前に左膝じん帯を損傷してしまったそう。
ケガをしているにも関わらず代打出場をし、右前打を放ち片足飛びで一塁まで走り切るという、驚きのプレーをしたことがありました。
ブライト健太選手は当時のことを
「そんなに強くない都立だったんで、日大三高と試合してもらえるなんて、ないじゃないですか! 三高のピッチャーのボール、打ってみたくて、監督さんにムリ言って出してもらいました」
https://number.bunshun.jp/articles/-/850167?page=2
と振り返っており、天真爛漫な性格なのかもしれませんね。
塁間は27.431mあるので、その距離をアウトにならずケンケンで走り切ったのは、相当早いケンケンだったのではないでしょうか。
でも、間一髪だったそうです。
この時の試合は、かなりの点差が開いていたそうで、このままでは負けられないという執念がブライト健太選手を動かしたのかもしれません。
大学時代
ブライト健太選手は、大学でも明るい性格で人気者でしたが、その心の中はもがき苦しんでいたようです。
寮生活と大学の練習があまりにも厳しく、自分の思うようなプレーが出来なくなってしまいました。
その状況に耐え切れなくなったブライト健太選手は、1年生の9月に寮から脱走し、実家に帰ったというエピソードがあります。
その日の午後、同級生の4人がブライト健太選手を迎えに行き、プレッシャーや義務感を与えるのではなく、友人として「戻って来てほしい」という想いをストレートに伝えたそうです。
同時に、友人たちは母親の陽子さんとも話をし、ブライト健太選手に対してどんなサポートでもするという想いを伝えました。
その友人たちの優しさに、母親の陽子さんは涙を流したようです。
友人の温かい励ましで、ブライト健太選手は号泣。
ブライト健太選手は、そのお陰で野球を続ける覚悟が出来たと話しています。
この時の友人に恩返しをするためにも、プロで活躍したいと考えているそう。
友人たちが迎えに行かなければ、ブライト健太選手の今はなかったことでしょう。
仲間の存在は大きいということが分かるエピソードですよね。
そして、ブライト健太選手の潜在能力を知っていた仲間たちは、ブライト健太選手が近い将来4番として活躍する姿が目に浮かんでいたんだと思います。
他にも、練習中のエピソードでは
大学では試合で打てずに負けた後は、室内練習場で日付が変わってもバットを振り続け、疲れ果てたブライトは室内練習場で眠ってしまい朝を迎えたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fff0f2351e1f60a082749bdf00559fe7aa0f6af
悔しさをバネに、必死に練習に取り組んでいたことが分かります。
やはり、仲間たちの期待に応えたいという想いがあったのではないでしょうか。
ブライト健太選手に関して、上武大野球部の谷口英規監督は、
「上武大からは安達了一(オリックス)ら何人もプロの世界に進みましたが、彼らと比べても打撃は群を抜いてます。ボールに対しての反応、対応力が高いですし、観察力や洞察力がつきました。あとはハートもいいんです。今どきの若い子にはない男気や魂があります」
https://number.bunshun.jp/articles/-/850163?page=3
と話しており、仲間からも男らしくて優しいとの評判があります。
性格もとても良いブライト健太選手。
中日の大砲としての活躍が期待されますね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
中日からドラフト1位指名されたブライト健太選手。
元々、ポテンシャルは高かったものの大学3年生までは無名の選手でした。
しかし、地道な打撃の改善が功を奏し、4年生ではチームの柱として成長しました。
低迷している中日に、新しい風を吹き込む存在になるかもしれませんね。
今後の更なる活躍を期待しています!
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