大相撲・第69代横綱白鵬関が2021年9月27日に引退を表明しました。
白鵬関は、7月の名古屋場所で全勝優勝をはじめとし、数々の場所で優勝を果たしました。
角界の発展に大きく貢献している横綱です。
平成から令和にかけての最強力士と呼び声が高い白鵬関。
白鵬関がデビューから引退まで稼いだ金額は30億円となるようです。
力士の年収や優勝賞金はいくらなのでしょうか。
そこで、今回は
横綱白鵬の引退理由は何?
横綱白鵬の収入の内訳は?
について調べていきたいと思います。
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横綱白鵬について
https://news.yahoo.co.jp/articles/985076482abe9ebb4b6d18135d6542364a34f57d
本名:白鵬 翔(はくほう しょう)
所属部屋:宮城野
生年月日:1985年3月11日(36歳)
*2021年9月現在
出身地:モンゴル・ウランバードル
血液型:A型
身長:192.0cm
体重:155.0kg
得意技:右四つ・寄り
モンゴル出身ではありますが、2019年に日本国籍を取得されました。
帰化前の名前は、ムンフバッティーン・ダワージャルガル(日本相撲協会の公式表記は「ムンフバト・ダヴァジャルガル」)でした。
モンゴル語の愛称はダワー。
白鵬関の父親は、モンゴル古来から伝わる格闘技のブフで、5年連続6度の優勝をした元アヴァルガでした。
アヴァルガというのは、日本の横綱と同じ地位です。
さらに、モンゴル代表として、メキシコオリンピックのレスリング重量級メダリストでもあります。
これは、モンゴル初のオリンピックメダリストでした。
白鵬関の父親は、国民的英雄なのです。
そんな父親の強い遺伝子を受け継いだからこそ、白鵬関も大相撲で横綱の地位へと昇りつめ活躍できたのではないでしょうか。
白鵬関は、平成から令和にかけての長い期間、力士として活躍しました。
長い期間現役でいることは容易ではありません。
この要因となったのは、基礎体力を重要視したトレーニングを取り入れたこと。
白鵬関は誰よりも長くじっくりと時間をかけて、四股やすり足や柔軟体操などの基礎的な稽古を行っていたそうです。
基礎を怠らなかったことで長く活躍することができました。
上達すると、基礎をおろそかにしてしまいがちです。
けれども、一流で活躍する人はみんな、基礎練習にしっかりと時間をかけていると聞きます。
やはり、基礎が何よりも大事なんですね。
また、白鵬関の身体的特徴として、しなやかな足腰を持っていることが挙げられます。
これは幼少期に、モンゴルの大草原で過ごした時間が白鵬関の足腰のベースを作り上げました。
相撲にとって、足腰は非常に大事ですよね。
四股は、力士でない人たちにとっても足腰のトレーニングに最適なんだそうです。
足腰を痛めると、生活できなくなってしまいますからね・・・。
白鵬関は、2000年に来日しました。
当時はまだまだ体が小さく、父親の経歴を知る人もいなかったので、ここまで大きく化けるとは誰も予想していませんでした。
逆にそれが良かったようで、弱小部屋であった宮城野部屋に引き取られ、のびのびした環境で相撲に取り組めたそうです。
白鵬関は小柄な体で、苦労しながらも幕内まで昇進しました。
その期間は、入門からわずか3年。
その後も順調に勝ち続け、2006年に大関昇進、2007年には横綱に昇進を果たしました。
横綱として、14年という長い月日を過ごしてきた白鵬関。
本人の才能もあるとは思いますが、それ以上の努力もあったのだと思います。
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横綱白鵬の引退理由は何?
【#白鵬 #引退 の意向固める】
— nhksumo (@NhkSumo) September 26, 2021
ニュース映像はこちら
↓https://t.co/ez2SCSEvUd#sumo #nhksumo pic.twitter.com/2cdVHpGwt1
2021年9月27日、白鵬関は引退を表明しました。
ここ数年はケガなどで休場続きだった白鵬関。
2020年の7月場所では、右膝半月板損傷、膝蓋大腿靱帯損傷関節内血症により、途中休場となりました。
8月には右膝の手術を行い、9月場所も完治せず全休。
11月場所前の稽古に参加したものの、右膝関節鏡手術・術後血症により全休し、2場所連続全休及び3場所連続休場となってしまいました。
これを受け、11月場所後には横綱審議会から引退勧告の次に重い注意を受けていました。
2018年11月場所以降、休場がちだった白鵬関。
12場所あったうち、3分の2にあたる8場所を休場していました。
そんな中、今年3月には悪くしていた右ひざを手術し、6場所連続休場明けの7月に行われた名古屋場所で優勝を果たしました。
しかし、もう横綱としては限界だったようです。
常に引退という文字が頭によぎりながらの場所だったようです。
白鵬関の右膝の状態はかなり悪く、今後本場所で横綱として15日間土俵を務めることはできないと判断し、引退を決意したようです。
右膝はすでにボロボロだったようです。
足腰が重要な相撲にとっては致命的なケガだったと思います。
痛み止めの薬などを飲んで取り組んできたそうですが、だましだまし続けるのも辛かったのではないでしょうか。
引退の判断は難しかったとは思いますが、良いタイミングだったのではないでしょうか。
また場所途中に休場をしたり、負けが多くなると、周りから色々と言われてしまうでしょうし・・・。
白鵬関は、強い横綱としての立場を誰よりも考えていたからこそ、出した結論だったと思います。
また、年齢的なものもあったのではないでしょうか
白鵬関も36歳。
幕内力士の中では関脇玉鷲と並び、最高齢でした。
年齢による衰えは大きかったと思います。
肉体や精神的な疲労もそうですが、ケガの治りも悪くなっていたと思います。
身体への負担は計り知れなかったのではないでしょうか。
今後は、親方として後進育成をする意向を示した白鵬関。
実は、引退後に年寄名跡を襲名して親方となるために必要な日本国籍を2019年に取得していました。
年寄「間垣」の名跡を取得しています。
今後は、相撲協会で年寄資格審査委員会と理事会を開き、年寄襲名を審議します。
承認されれば「間垣親方」 となります。
親方としての白鵬関の活躍も楽しみですね。
横綱白鵬の収入の内訳は?
https://www.news-postseven.com/archives/20190909_1448466.html?DETAIL
白鵬の優勝回数は?
白鵬関は2021年の7月に行われた名古屋場所で優勝を果たしました。
このときの優勝回数は、歴代最多となる45回でした。
白鵬関は、この他にも数々の記録を打ち立てています。
歴代2位とはなりますが、連続勝利は63連勝という記録も持っています。
おそるべし横綱白鵬関。
こんなにたくさんの歴代1位の記録を塗り替えた人は今までいたのでしょうか。
さすが、最強の横綱ですね。
これだけ多くの勝利数と、歴代最良の横綱の在位。
きっと今まで相撲で稼いできた金額も凄まじいのではないでしょうか。
白鵬の収入は?
横綱の年収
横綱は月収300万円で、年収は3200万円となります。
横綱は結果を求められる立場ですが、地位は守られるので、休場しても給料は変わりません。
力士は、これ以外にも収入を得る機会があります。
懸賞金
これは取組に勝てばもらえる賞金で、1本あたり3万円をもらうことができます。
白鵬関は年間で懸賞を2000本、6000万円を受け取ったこともあるそうです。
優勝賞金など
幕内で優勝すると、賞金1000万円をもらうことができます。
この他にも、殊勲賞・敢闘賞・技能賞の三賞受賞者には、それぞれ200万円が賞金としてもらえます。
その他各種手当もありますが、上記の収入をざっと計算すると、
年収1億円以上
は稼いでいることになります。
さらに、CM契約もありますので、年収2億円も超えるのではないでしょうか。
力士としての総収入額ですが、30億円は稼いでいるのではないかと推測されます。
そして、退職金ですが、退職金のほかにも
・懸賞金納税充当金
・特別功労金
が支給されます。
白鵬関にいくら支給されるのかはまだ発表されていませんので、朝青龍のときは引退時にいくら出たのか調べてみました。
その金額、約3億4千万円。
世間の退職金からは想像できない金額ですね。
白鵬関は、数々の記録を塗り替えていますし、歴代最多の45回の優勝記録も持っています。
朝青龍のときよりも支給額は高いと推測されます。
もしかしたら、引退時には4億円近く支給されるのではないでしょうか。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
横綱として数々の記録を塗り替えてきた白鵬関。
右膝のケガが良くならず、引退という決断を下しました。
今まで稼いできた金額もすごいですが、引退時に支給されるお金も朝青龍以上になりそうです。
今後の活躍にも注目ですね。
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