2014年から愛媛県内を運行している、JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」。
現在の車両は、2021年12月27日がラストランとなります。
2022年春からは、新型車両がデビューすることが決定しました。
新型車両は、現行車両と比べて何が変わるのでしょうか。
そこで今回は、
伊予灘ものがたりの新車両はどんなデザイン?
伊予灘ものがたりの新車両の変更点は?
について調べていきたいと思います。
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現行の伊予灘ものがたりについて

「伊予灘ものがたり」はJR四国初の観光列車であり、2014年7月26日にデビューしました。
車窓から伊予灘の海を眺めを楽しめる車両として、JR四国の名物列車となりました。
運行区間は、松山~伊予大洲・八幡浜間で、運行日は金土日・祝日に基本的に走っています。
伊予灘ものがたりの特徴として、どの列車も下灘駅に停車時間を設けていることです。
下灘駅と言えば、日本一有名な海の見える駅で、映画やドラマの舞台となった場所です。
特に夕日が沈む時間帯は、その美しさから特に人気が高いです。
伊予灘ものがたりは、一日4便の運行で、それぞれの旅(ものがたり)があります。
- 朝:大洲(おおず)編
(松山8:26→伊予大洲10:27) - 昼:双海(ふたみ)編
(伊予大洲10:26→松山13:11) - 昼:八幡浜(やわたはま)編
(松山13:28→八幡浜15:52) - 夜:道後(どうご)編
(八幡浜16:05→松山18:17)
一番人気なのは、夕暮れ時に下灘駅に停車する「道後編(松山→八幡浜)」です。
4日前までに食事を予約すれば、車内で食事を楽しむことが出来ます。
4つの物語でそれぞれ料理が異なり、愛媛の食材を使った愛媛のシェフが料理を作っています。
観光列車の醍醐味と言えば、やはり料理と車窓を楽しめることですよね。
最近は、車内販売がほとんど無くなってしまったので、車内で地元の料理を楽しめるというのはかなり魅力なのではないでしょうか。
食事の事前予約はマストだと思います。
伊予灘ものがたりは、全車グリーン車指定席となっています。
乗車するには、乗車券+普通列車グリーン券が必要です。
なお、JR四国のHPから空席状況を確認することが出来ます。
旅行会社でも「伊予灘ものがたり」のプランを出しているところがあります。
四国へ向かう列車の予約やホテルなどの手配もまとめて出来るので、忙しい方にはピッタリではないでしょうか。
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伊予灘ものがたりの新型車両はどんなデザイン?
現行車両はキハ40系をベースにしていますが、新型車両はキハ185系をベースにすることが発表されました。
茜色と黄金色のカラーリングは現行車両と一緒です。
「茜色」は、伊予灘のクライマックスである夕日をイメージしており、「黄金色」は太陽や柑橘類の輝きをイメージしています。
1号車側(八幡浜側)は茜色を使用しています。
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1359562.html
コンセプトであるレトロモダンは踏襲し、現行のデザインでも使用している
- 伊予灘をモチーフとしたシンボルマーク
- 茜色と黄金色のカラー
- 側面のデザインであるヱ雲(えくも)
は引き継ぎ、より夕陽に映えるように全面をメタリック塗装に変更します。
3号車側(松山側)は黄金色を使用しています。
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1359562.html
新車両は現行車両と比べ、1両増えて3両編成となります。
現行車両と同様、1号車は「茜の章」2号車は「黄金の章」という名称です。
追加された3号車は「陽華(はるか)の章」と名付けられました。
「陽華」には、「陽」に伊予灘ものがたりのあたたかさ、「華」は沿線の花々、「はるか」の言葉には大切な人と過ごす時間という意味を込めています。
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1359562.html#11_m.jpg
3両編成となり、よりラグジュアリーな観光列車として生まれ変わるようです。
3両目が定員8名のグリーン個室となり、特に豪華な設備となっています。
伊予灘ものがたりの新車両の変更点まとめ!
伊予灘ものがたりの新車両では、次の設備が追加されます。
- 車内モニター
- 座席コンセント
- フリーWi-Fi
旅行中は、何かと調べ物をしたりするので、スマホを酷使してしまいます。
そんなときにコンセントやフリーWi-Fiがあると、心強いですよね。
現行車両は普通列車扱いでしたが、新車両は特急列車扱いとなり、料金が変更になります。
- 1・2号車は、<乗車券+特急券+グリーン券>が必要
- 3号車は、<乗車券+特急券+個室グリーン券>が必要
なお、個室グリーン券は2万8000円となります。
3号車の車内のイメージも発表されており、とても高級感あふれる作りとなっています。
約3万円追加というのも納得できる設備ではないでしょうか。
8人で利用すれば一人当たりの個室グリーン料金は3500円となるので、大勢で利用するのもいいかもしれませんね。
https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1359562.html#12_m.jpg
運行ダイヤも、変更が生じるようです。
2022年春からの伊予灘ものがたりの暫定ダイヤは次の通りです。
- 朝:大洲(おおず)編
(松山8:26→伊予大洲10:28) - 昼:双海(ふたみ)編
(伊予大洲10:57→松山13:01) - 昼:八幡浜(やわたはま)編
(松山13:28→八幡浜15:51) - 夜:道後(どうご)編
(八幡浜16:14→松山18:17)
まだ計画段階ですので、今後変更される可能性があります。
下灘駅で約10分間の停車時間を設定するのは変更ありません。
伊予灘物語の新型車両は、観光列車として更なるパワーアップをはかるようですね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
「伊予灘ものがたり」は、約7年間の運行期間を終え、来年の春から新型車両に生まれ変わります。
3両編成となり、車内設備もグリーン個室が設定されるなど、より一層ラグジュアリーな列車になります。
新型車両が楽しみですね。
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