「シャウエッセン」は、日本ハムのロングセラーのソーセージです。
少々お高めですが、あの「パリッ」という食感がたまらないので、ファンも多いですよね。
シャウエッセンは、今までボイルの調理法しか推奨していませんでした。
レンチンはもちろんのこと、焼く切るさえご法度。
それは、「パリッ」という食感と味が引き出せないからでした。
実は、ボイル以外の調理法を解禁するにあたり、社内では根強い反対の声が多かったそうです。
とは言っても、一般的なソーセージを、ボイル以外に焼いたりレンチンして食べていた人も多いはず。
なぜ、最近になってシャウエッセンはレンチンの調理法を解禁したのか気になりますよね。
そこで今回は、
シャウエッセンのレンチンが解禁されたのはなぜ?
シャウエッセンの美味しい調理法は?
について調べていきたいと思います。
スポンサードリンク
シャウエッセンについて
https://www.nipponham.co.jp/seq/products/index.html
日本ハムの本格的なウインナ―ソーセージ「シャウエッセン」。
1985年に発売され、ソーセージをゆでて食べる方法を日本で浸透させた商品です。
シャウエッセンという名前の由来は、
「シャウエッセン」とは、ドイツ語の「シャウ(schau)」と「エッセン(essen)」をあわせた合成語です。「シャウ」は英語の「Show」にあたり観るや観劇を、「エッセン」は食卓や食べ物を意味します。そんな楽しい意味を込めてネーミングされました。
https://www.nipponham.co.jp/seq/products/faq.html
だそうです。
この食感を楽しんでもらいたいという願いが込められているのかもしれませんね。
ところで、この「パリッ」という食感は、科学的に心をはじけさせる効果があることが分かっています。
ソーセージの「パリッ」という食感から、満足感・楽しさ・高揚感を得ることが出来るそうです。
実は、心にも作用していることが科学的に証明されていたなんて、シャウエッセンの名前を考えた方のネーミングセンスには驚かされますよね。
シャウエッセンと言えば、あの「パリッ」という食感がウリではないでしょうか。
実は、味にもこだわりがあり、日本人好みの肉と調味料と香辛料の配合を工夫することによりあの美味しい味を作り出しています。
肉に関しては、あらびきポークを100%使用しているそうです。
また、ソーセージの皮は人工と天然があります。
人工の皮は、天然たんぱく質を原料としたコラーゲンを使用しています。
一方で、天然の皮は羊・豚・牛の腸を使用しますが、シャウエッセンでは羊の皮を使用しています。
シャウエッセンでは、あの「パリッ」という食感を出すために
シャウエッセンのパリッとした歯ごたえは、皮に秘密があります。シャウエッセンの皮は、選別された柔らかい羊腸に限定しています。さらに、あのパリッと感は科学的な数値データを用いた管理基準を定めています。
https://www.nipponham.co.jp/seq/products/faq.html
としており、皮の選定にもこだわりがあることが分かります。
こういった背景が分かると、他のソーセージより高いことに納得出来ますね。
スポンサードリンク
シャウエッセンのレンチンが解禁されたのはなぜ?

シャウエッセンは、発売当時からボイルを推奨してきました。
それは、ボイルで調理すれば皮が破れる心配はなく、うまみを凝縮させることが出来るからです。
シャウエッセンの発売前は、ソーセージは焼くという調理法が主流でした。
しかし、焼くと皮が破れることがあり、うまみを逃してしまうことになります。
また、切るという行為も、うまみが流れ出てしまいます。
そのような理由から、シャウエッセンは長年ボイル以外の調理法を認めず、焼いたり切る行為をタブー視していました。
当然、レンチンも加熱方法を間違えると皮が破れてしまいますし、皮がパリッとしない理由から推奨されることはありませんでした。
しかし、2010年以降はソーセージ類を買わない人が増えた一方で、惣菜を買う人が増えてきました。
美味しくてレンチンしてすぐ食べられる惣菜が増えてきたことにより、簡単に温めて食べられるソーセージ類の価値が下がってしまった可能性があります。
そういった時代の変化に合わせるべく、社内ではシャウエッセンもレンチンで食べれるようにという声が上がりました。
一方で、長年守り続けてきたボイル以外の調理法を認めない人も多かったそうです。
何百回というレンチンでの加熱実験を行い、試行錯誤の結果、最適な調理法を編み出しました。
シャウエッセンのレンチンを可能にしたのは、電子レンジの機能向上です。
最近の電子レンジは、ワット数や加熱時間を細かく調整できるようになり、シャウエッセンをおいしく調理することが可能になったからです。
社内には多数の反対派がいたそうです。
その方たちを納得させたレンチン法なので、きっとボイルとほとんど同じ美味しさなのでしょうね。
2019年に解禁されたシャウエッセンのレンチン。
今では、公式HPでシャウエッセンを使ったレンチンのレシピも公開されています。
スポンサードリンク
シャウエッセンの美味しい調理法
シャウエッセンの一番美味しい調理法は、やはりボイルということは変わらないようです。
公式HPでも、シャウエッセンを一番おいしく食べる方法として「黄金の3分間ボイル」を紹介しています。
これは、発売当初からずっと推奨されてきた究極のボイルの調理法です。
- 鍋でお湯を沸騰させる
- 沸騰したら弱火にし、シャウエッセンを茹でる
- 3分経ったら取り出す
確かにシンプルではありますが、やはりレンチンの手軽さを考えると、ボイルは少し面倒と感じてしまいます。
切るや焼くという調理法もタブー視してきたシャウエッセンですが、新商品を発売することで切ったり焼いたりができるようになりました。
- シャウエッセンピザ
- シャウエッセン メガロング
- あらびきミートローフ
続々と新商品を投入したことで、過去最高の売り上げも達成したそうです。
伝統を守ることも大事ですが、発展させることで商品を様々な角度から楽しめるようにするのは、私たち消費者にとっては嬉しいことですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今まで「黄金の3分間ボイル」を推奨し、レンチンを認めなかったシャウエッセン。
しかし、時代の変化に合わせ、レンチンを解禁したという背景がありました。
でも、「黄金の3分間ボイル」が一番おいしく食べれる調理法ということは変わらないようです。
シャウエッセン以外にも、様々な商品がデビューし、シャウエッセンのおいしさを色々な角度から楽しむことが出来るようになっています。
これからも、おいしいシャウエッセンを楽しみたいですね。
コメント