洗濯洗剤に、合成洗剤を使用している方も多いと思います。
合成洗剤の成分には、合成界面活性剤をはじめとした添加物が含まれており、敏感肌の人は、それらが原因で肌トラブルを引き起こすおそれがあります。
私も、その一人でした。
合成洗剤で洗濯をしていた頃は、洗濯した服を着ると、肌がかゆくなることがよくありました。
私は、アレルギー検査をしたわけではないので、原因が何かを特定していませんが、色々と調べるうちに、合成洗剤が肌トラブルを引き起こしている可能性があることが分かりました。
そこで、洗濯用の粉せっけんを使うと、肌トラブルがなくなるかもしれないということを知り、ためしに洗濯洗剤を粉せっけんに変えてみることにしました。
粉せっけんに変えた結果、服を着ても肌がかゆくなることは無くなり、私にとって、洗濯をするときに粉せっけんはなくてはならない存在となりました。
今回は、
洗濯用の粉せっけんとは?
粉せっけんのメリットは?
について、私が実際に使ってみて感じたことを踏まえながらお話ししていきたいと思います。
洗濯用の粉せっけんとは?
洗濯洗剤としては地味な存在
洗濯用の粉せっけんは、スーパーだとほとんど取り扱っていないと思うので、ホームセンターなら大体置いてあると思います。
合成洗剤と比べると、種類がほとんどなく、わずかなスペースに2,3種類置いてあるのが普通だと思います。
そして、2~3kgと重いので、見付けたとしてもその量の多さに、買うのを躊躇してしまうと思います。
洗濯用の粉せっけんは、ミヨシせっけんやシャボン玉せっけんが有名だと思います。
粉せっけんの成分は、純せっけんの他にアルカリ剤が入っているものもあります。
なお、アルカリ剤は洗浄力がアップし、せっけんカスを抑えてくれる役割があるので、洗濯でしか使わないのでしたら、アルカリ剤が入っていた方が使い勝手がいいと思います。

今、私が使っているのは、暁ローブです。
色んな方が良いと言っていたので、試しに買ってみました。
おためしなのに10kg・・・(笑)
洗濯用の粉せっけんの使い方
粉せっけんは、その名の通り粉末状のせっけんです。
使い方は、水に粉せっけんを溶かしてから洗濯をします。
合成洗剤の使い方と大差ありませんが、粉末の合成洗剤と比べると、粉せっけんは水にさっと溶けません。
なので、粉せっけんをしっかりと溶かして泡立ててから、洗濯物を入れるという手間が発生します。
せっけんの量や水の量は、粉せっけんの説明通り使えばいいですが、注意点が3つあります。
1つ目は、洗濯機は節水して洗うように作られているので、粉せっけんの洗濯では自動機能での洗濯は好ましくありません。
自動ではなく、水量を高水位に設定して洗濯をしてください。
また、私は、粉せっけんの溶け残りを無くすために、一旦、低水位で洗濯機を回して粉せっけんをしっかりと溶かしてから、洗濯物を入れて、水位を上げて洗濯しています。

今は、AQUAの7kgの洗濯機を使用していますが、1日の2人分の洗濯物を洗濯するときは、まず30Lで粉せっけんを溶かしてから、48Lまで水を追加してから洗っています。
しっかり泡立てないと、汚れがちゃんと落ちませんので、たっぷりの水で粉せっけんを泡立てて洗濯をするようにしてください。

夏場はこのやり方で大丈夫ですが、冬場は風呂の残り湯を使うか、バケツなどを使ってお湯で粉せっけんを溶かしてから使わないと、せっけんの溶け残りが出てしまいます。
せっけんの溶け残りがあると、洗濯物に白い粉が付いてしまうので、しっかりと溶かすようにしてください。
慣れない頃は、私もしょっちゅう洗濯物に白い粉を付けてしまい、特に色が濃いものではその目立ち方がひどかったです。
2つ目は、洗濯物の量が多すぎても汚れがしっかりと落ちませんので、洗濯機にたくさんの洗濯物をいれないでください。
合成洗剤もそうなんですが、ついつい入れてしまうんですよね・・・。
洗濯機の8割くらいにとどめた方が良いようです。
3つ目は、粉せっけんの量は、合成洗剤と比べるとかなり多く入れます。
最初はその量にびっくりするかもしれません。
粉せっけんの量が少なすぎると、洗った後に洗濯物から変なニオイがします。
私は、最初、合成洗剤の倍量くらいの粉せっけんを入れるのに納得できず、節約しようとして合成洗剤と同じ感覚で少なく入れて洗濯をしたら、洗濯物がクサくなりました。
しかも、そのニオイはかなり強烈でして、例えるなら、生乾きのニオイに近いと思います。
ちなみに、粉せっけんをたっぷりと使うことは、注意書きに書かれています。
色々と試すことも大事ですが、これは大失敗でしたね・・・(苦笑)
粉せっけんを使うときは、しっかりと粉せっけんの量を計って、正しい量で洗濯をしないと大変なことになります。
私の場合、48Lでの洗濯では、合成洗剤で使っていたスプーンで2杯強の粉せっけんを入れています。

合成洗剤だとあまり量を気にしていないかもしれませんが、合成洗剤のスプーン1杯が約30gなので、かなりの量の粉せっけんを入れることがお分かりいただけると思います。
粉せっけんのメリット
洗濯で粉せっけんを使うようになって、私が実感したメリットは次の通りです。
- 肌トラブルがなくなった
- 柔軟剤がいらない
- 汚れ落ちが良い
- 自然な香りが良い
肌トラブルがなくなった
合成洗剤で洗った服を着たときは肌がかゆくなったりしたのですが、粉せっけんに変えたところ、それがなくなりました。
個人差はあると思いますが、服を着てかゆくなる症状がある方は、一度、粉せっけんを試してみる価値はあると思います。
肌トラブルの改善は、私にとって一番嬉しい変化です。
柔軟剤がいらない
柔軟剤を入れなくても、洗濯物の肌触りがとても良く、やわらかくふんわりと仕上がります。
洗濯物がふわふわで気持ち良いです。
汚れ落ちが良い
ちょっとした汚れなら、粉せっけんを使って洗濯するだけで落とせます。
例えば、ランチョンマットについたちょっとした調味料の汚れくらいなら、洗濯だけで落ちています。
また、白い服などは、合成洗剤よりも白くなった気がします。
合成洗剤だと、洗濯物の黄ばみが落とせなかったりしたので、合成洗剤に比べ、洗浄力は高いです。
自然な香りが良い
良い香りがするのは良いと思うのですが、私はあまり過剰な人工香料が得意ではないです。
そのため、せっけんの香りがふんわりとするくらいがちょうどいいです。
柔軟剤などの強い香りが苦手な方には、安心できる優しい香りだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
合成洗剤に比べ、粉せっけんは少々高いですが、洗浄力や肌への優しさを考えると、粉せっけんの方が優れているのは間違いないと思います。
粉せっけんは使い慣れないと、溶け残りやせっけんカスが出たり、嫌なニオイが残ったりしますので、使い始めは、しっかりとせっけんの注意書きを読み、その通りに洗濯してください。
でないと、私みたいにやらかします(苦笑)
粉せっけんをいざ試そうとしても、量が多いものしかお店に売られていないと思うので、最初はネットでおためしサイズのものをいくつか手に入れて試すのも良いかと思います。
粉せっけんの原料となる油脂の成分によって、泡立ちや水の硬さとの相性があるので、調べたり試したりすると良いと思います。
肌に優しい洗濯洗剤を探している方は、ぜひ一度、粉せっけんを試してみてくださいね。
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